■カシオ
麗が飛ばされた異世界。地球ではない、カシオペア座の1つらしい。
20の国があり、その1つがラグシール国。
それぞれの国は水、氷、火、木、風、光、土、明の中からどれか5つの要素でできている。
ちなみに、読み方は
水―Gis【ギス】
氷―Fis【フィス】
火―Dis【ディス】
木―Cis【ツィス】
風―Eis【エイス】
光―Ais【アイス】
土―Ces【ツェス】
明―His【ハイス】
お気づきの方もいると思うが、CDEFGAHC(所謂ドレミファソラシドのドイツ音名)の嬰種派生音名(Cesだけ変種派生音名)で、作者の感覚でつけられた。



■ラグシール国
要素の多い順に氷(Fis【フィス】)、水(Gis【ギス】)、火(Dis【ディス】)、木(Cis【ツィス】)、風(Eis【エイス】)で成り立っている。
ラグシール国の6割は氷(Fis)でできており、使える魔法もFis系が多い。
リル族、マヤル族、ハロイ族に分けられる。




■リル族
この世で一番美しく、多い種族。武力、魔法共に長け、この種族に挑むものは恐ろしくていない。
アスティルス家が統治する。




■マヤル族
リル族に次いで2番目に人口が多い。魔法より武力に長ける。魔法も使える。
メラン家が統治する。




■ハロイ族
最も少ない種族。武力よりも魔法に長ける。
ロズ家が統治する。




■キル族
キルス国だけに存在し、カシオの中でも小さな種族のうちに入るが、その存在は絶大で知らないものなどいないという。
それはキル族という種族の代々の伝統のせいだといってもよい。
その時の気分によって全く関係ない通りすがりを殺したりし、それがキル族にとっては普通のため、周りも不思議に思わない。




■アスティルス家
当代シヴァナ=フィス=アスティルス。ヴィスウィルの父。
代々Fis系の家系で、Fis系を統べるのもアスティルス家であり、さらにリル族も統べる。実質ラグシール国で一番権力が強い。




■五大要素
ラグシール国に存在する要素の内、その国を構成する5つの要素のこと。
国民はこの五大要素のどれかで成り立っている。




■源玉
要素を高密度にあつめ、固めたものといわれる。
各要素、1年に1個自然界で生産されるが、誕生の瞬間は誰も目にしたことがなく、謎に包まれている。
ガラス玉のようで、冷たく、とても綺麗である。
争いを防ぐため、女性にしか触れることはできず、国に要素を入れるときも触れている者を介してでしかできない。
各オレジンにある。




■オレジン
源玉が生産、存在するところ。
非常にそれぞれの要素が多く、劣性の系統のものは近づくと死の危険もある。
普段このオレジンから各国に要素を供給し、均衡を保っているが、どの国も10年に一度、要素が極端に供給されない年がある。




■純系
大抵の者は生まれた国の五大要素のうち最低三つは要素を持っているが、各要素千年に一度の割合で、一つしか持たないものがいる。
それぞれFisis(フィスィス)、Disis(ディスィス)、Cisis(ツィスィス)、Eisis(エイスィス)、Aisis(アイスィス)、Ceses(ツェセス)、Hisis(ヒスィス)という。
今まで現れた純系はフィスィス、エイスィス、ツェセスのみ。そのうちフィスィスはルティナ=フィスィス=スケルツァンド。